2020年読んだ本139冊(昨対比1.4倍)、いままででいちばん多く本読んだ1年だった。小説だけじゃなくて、実用書、新書、エッセイとかにも自然と手が伸びて、興味の幅が広がってるのかなーと感じた。
あとは、引っ越したことで、最寄り駅にそこそこでかい本屋さんがある&自転車圏内に素敵な本屋さんがある環境になったことが、読書欲を刺激してくれたかも!
というか更新時期になったら、もうちょっと職場から離れたて家賃安いとこに引っ越そうかなと思ってたけど、もう最寄りに本屋さんがない生活に戻れる気がせん……
今年読んで良かった本。
できることならスティードで
きっとこれからの人生で何度も読み返すから、手に取りやすい書籍という形になって本当によかったなと思う。
向田邦子ベスト・エッセイ
「手袋をさがす」というエッセイにぶん殴られた。友達に「座右の銘"手袋にさがす"にする」と宣言してしまったくらいに。迷ってしまったときは読み返そうと思う、自分の指針になるような文章に出会えた。
ごろごろ、神戸。
異色の街歩き子育てエッセイ。とのこと。
街への視線も子供への視線もとても好きで、こんな文章書きたいと嫉妬してしまった。
この文章が神戸市公式ホームページで連載されていた、っていうことが、神戸市のことをちょっと好きにさせてくれる。
海をあげる
沖縄に住む教育学者の方のエッセイ。
静かで、激しくて、今年いちばん衝撃を受けた本。
怒ることにはパワーがいるし、あまりにもひどいことが多いから、ニュースを見てもスルーしようとしてしまうけど、ちゃんと怒らなきゃなと思う。
待ち遠しい
普通とされていることへの違和感を言語化してくれた。柴崎さんの「千の扉」「百年と一年」もめちゃくちゃ好きやった。
柴崎さんの物語のなかの大阪を身近に感じることができるようになったことが、大阪に引っ越してきて良かったことのひとつ。
ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい
“男らしさ”“女らしさ”のノリが苦手な男子大学生の物語。つい自分も使ってしまうけど、「らしさ」っていう言葉の暴力性を感じていたところにぴったりハマった。京都が舞台で、よく知った場所がでてきたのも楽しかった。
1月に出る「おもろい以外いらんねん」も予約した!楽しみ。
夏物語
出産とか生殖とか正解のないことについて、ここまで書き上げてるのが、なんというかもうすごかったとしか言えない。関西弁最高。
ぼくは勉強ができない
chelmicoのレイチェルが「晩年の子供」っていう短編集を紹介してて(これもすごかった!)、山田詠美といえば、っていうので読み返した。学生のときはそこまで印象に残らなかったけど、いま読んだらめちゃくちゃおもしろくて自分の変化を感じた。また10年後とかに読み返したいなー。
趣味の闘争、傾向性、文化資本等々おもしろかった。
講師の岸先生の"「自己責任」が叫ばれてるけど、社会学はそうじゃないよという学問"っていう言葉が優しくて心強かった。
2021年は感想を残すことを習慣にしたい。