16.1.16 らじらー!21時台 書き起こし(2)

 

★お寿司のはなし、映画のはなし

 

(メール:以前二人でお寿司屋さんに行ったと話していましたが、その時のことを詳しく教えてもらえたら嬉しいです)
ゴリ:えっ!?二人はもうそういう仲?
シゲ:あっそうそうそう。あの…そういう仲っていうか(笑)元々なんか対談したんだよね雑誌で
裕翔:そうなんですよ、雑誌で、あの共通の趣味があって
シゲ:カメラを…
裕翔:カメラを二人ともやるんで
ゴリ:それ『ピンクとグレー』の前?
シゲ・裕翔:全然前。決まる前
シゲ:でも、まあジュニアの時はよく共演してたけど、デビューしてお互い。まあしばらく接点がなかったんだけど。
   それで、あれなんでなんだっけ?裕翔が指名したのかな?もしくはカメラ好きで、っつう対談なのかわからないけど
裕翔:多分そうでしたね
シゲ:そうなんだよ。不思議な対談が起きて、裕翔と対談してつって。カメラトークで盛り上がったんだよね。
   で、今度まあ番号交換しようよみたいなこと言ってて。んで…その後くらいに、まあ決まったんだよね。
   ちょいちょいカメラが趣味っていう共通点もありながら、話は割とする機会が多かった。
   でなんか、撮影終わった後か、ご飯行きましょうよ、みたいになって。じゃあお寿司行こうよって
   まわらない寿司行きたいですっていうから!いい寿司行きたいですっていうから、連れてったんですよ!
   そしたらね、この人なんて言ったと思います?
   結構、良い寿司って、最初おつまみでてくるじゃないですか。で、結構終盤で何貫か握るみたいな。
   それがいわゆるまわらない寿司じゃないですか。「加藤くん僕もっとガツガツ食べたいです、早くなりませんかね」
(ずっとゆうとくんの笑い声聞こえてきてかわいい)
裕翔:わからなかったんですよ
シゲ:まわる寿司でいいんじゃないかなみたいな。割とがつがつ食べたかったんでしょ
裕翔:いやでもおいしかったです
ゴリ:何しゃべったの?
裕翔:何しゃべりましたっけ
シゲ:いろんなはなしだよね
裕翔:それこそグループの話だったり
シゲ:裕翔ってあんまり悩まないんだよね聞いてると
裕翔:そうですか?ポジティブってこともないですけどね
ゴリ:『ピンクとグレー』で演じた彼はものすごく葛藤するでしょ。自分の中から引き出して演じるじゃない、人って。
裕翔:後半の方がやりやすかったですね、気持ち的には
ゴリ:じゃあやっぱり悩む子なんだよ
シゲ:あっ、役に対してはもちろん悩んでるし、戦ってるんだけど。
   なんか「せんぱい!これどうしたんですか!」みたいな感じとか全然ない
裕翔:あ~そうかもしれないですね
ゴリ:案外おちこまない?
裕翔:いや、おちこみます。ジャンルが違うだけで。物によって。
   そのとき話してたジャンルでは、
シゲ:なかったのかな。なんか割とカメラの話とか、なんかお芝居とか。いろんな話だった
ゴリ:裕翔くんがなやんだりおちこんだりするときはどういうとき?
裕翔:どういうとき。ありますね!
   テレビで最近は話す機会があったりとか、
   あんまりなんかこう…そのときそうだったんですって自分から言うのもあんまり好きじゃないんですけど
シゲ:仕事で悩んだりするってこと?プライベートとか?
裕翔:しごと…ですかね。仕事で、例えばお芝居の話で言うと、うまく泣けなかったなとか
シゲ:ああそういうことだよね。そういうのはあると思う。
   なんかさわやかなのよ全体的に
裕翔:はははははは!
シゲ:うじうじしてないの!
ゴリ:わかる、俺いちばん最初に菅田くんとのふたりのシーン、ずっとさわやかな高校生じゃない。
   隠しカメラで撮ったのかってくらい、あまりにふたりの演技が自然すぎて
シゲ:ほんとに仲いいんですよ
ゴリ:クオリティの高さにびっくりした、演技の
シゲ:うんうんうんそうすね
ゴリ:ぱっと裕翔くんの顔にアップになった瞬間に、何もセリフしゃべってなくて、ずっと見れんのよ顔立ちが綺麗すぎて
裕翔:べた褒めだあ
ゴリ:後半から大どんでん返しになるわけでしょ
   そっからの菅田くんとの戦いというか。映画のスタジオで大きくもめるところあるでしょ。
   もうずっとどきどきしながら見てたもん、あまりにも狂気じみたふたりが
シゲ:だから、あのふたりがね…っていうね
ゴリ:また日本の俳優界に恐ろしい実力派ふたり生まれたなって
裕翔:いやいやいや…
シゲ:うんほんとそうですよね
裕翔:いやいやほんとそうですよね、って!
シゲ:ほんとそう、ほんとそうだよ
   ゴリさん興奮してんね(笑)今日の今日だから、ホットですね
ゴリ:今日台本見て、来るって知った。だから先に打ち合わせで言っちゃうと本番さめちゃうと思って、シゲにもずっと黙ってて
シゲ:感想を言わずにね
ゴリ:裕翔くんは主演でシゲの本を演じる、仕事が来たときにどういう気持ちになるのかな
裕翔:まず映画が、初出演・初主演なんですよ!どちらも初めてで。
   映画が初めてだし、プラス先輩が書いた、原作ものとやっぱりとらえてしまうじゃないですか。
   脚本読んだらやっぱりだいぶアレンジしてて、映画は映画で楽しめるという風に作ってあるので、
   なんかそれは気にしなくていいところなんですけど。やっぱり原作があるって思うと、
   原作者の意向だったりとか、そういう胸の内みたいな、こういうことだったんだけどな、っていう。
   それこそだから、現場に見学してくださったときに、聞いたんですよね。「僕大丈夫ですかね?」って。
   いろいろ気にすることはやっぱりありました
(ゴリ:菅田くんが夏帆ちゃんを襲うシーンの演技について)
裕翔:あんまり言ってこないんですよ、行定さん、全然言わないんですよね。
   ぽんと僕らがその場で持ってきたものを、見てくれるんですよ。あまりにも方向性が違ったら修正してもらえますけど。
   (菅田くんが夏帆ちゃんを襲うシーンの演技については)台本だったんですよ。
シゲ:蓬莱ワールドですよね。脚本家の人の世界観
裕翔:無駄に何かをやるっていうのはなかった
シゲ:むっっちゃテイクやりますけどね、そのかわり。ひとつ10くらいは毎回やるでしょ。20とか。
裕翔:その中でどんどん重ねていって、そぎおとされるんですかね、きっと
シゲ:めっちゃやる。アングルも決めないんだって、ドライで決めるんす、アングル。
   役者をみて、役者に合わせたアングルを撮る人なんで
裕翔:なにも言わないし、役者も役者自身でちゃんと考えるから。その方向で
シゲ:だからほんと、みんな台本をうまく読み込んでたし、それぞれの形にうまくしてたってことですね
ゴリ:シゲは原作者として裕翔くんの演技をどう見たの?
シゲ:や、どう見てた?でもその役だなあと思ってましたよ。普通に。
   例えば俺が考えた菅田さんと裕翔を、俺の考えるりばちゃんとごっちじゃねえとか。それは違うんすよ、もちろん。
   だから、正直言えばすよ、普通に映画観るのと同じ感覚で観てるんですよ。だから、もう別物?
   だけど話は知ってるし、あっ俺が考えたことがこういう風になるんだとは新鮮には思うけど、全然別物だから。
   普通に映画観てるのとあんまり変わらなかったんですよね。
   だから、それくらい、例えば裕翔があんまりうまくなかったら、「いやこの役者下手だな」とか思うよ、多分。
   けどそんなことは少しも思わなかったから、ほんとにむしろうまいなっていうか。
   うまいって言うのも俺が偉そうだけど、普通にスクリーンに立つ役者さんとして、後輩ってこともあんまり考えずに、
   ふたりの役者さんがこの映画をひっぱってるなあって思ってた